うつつ

うつつをぬかします

上田麗奈 1st LIVE Imagination Colorsに参加した

上田麗奈さんの1st LIVE Imagination Colors@LINE CUBE SHIBUYAに参加してきました。

 非常に良かったので感想を雑に書き散らしていきます。

 

前提

そもそも声優イベントに行くのも1年以上ぶりでした*1。ので、そういった意味での感動と綯い交ぜなことは否めないが悪しからず。

LINE CUBE SHIBUYA自体は渋谷公会堂時代も含めて初めてだったのですが綺麗で良かったです。座席数は2000ちょいなのでサンプラザ中野とかと同じくらいですが少し手狭に感じました。しかし、新型コロナ対策のため座席は一席おきだったので快適でした。

新型コロナ関連で述べておくと、ライブ中は着席、コール・サイリウム禁止といった制約があり演者とのインタラクションは拍手・手拍子・手を振るなど手を使ったものに限られていましたがこれで十分な気もしました。(しいて言うのであれば今回のImagination Colorsというタイトルを具現化する意味ではサイリウムはあっても良かったのかもしれません。)

 

 全体

端的に言うと「ステージ上に世界観がある声優アーティストライブは良き」です。

衣装・舞台装置・曲に関しては後述しますが、MCなども控えめで世界の投影という意味で非常に良かったです。

以前悠木碧1st Concert プルミエ!に参加したときも世界観をステージ上に反映し、なおかつ演者もそれに徹するという意味で非常に良かったのですが、良さのベクトルはその方向性と似ています。

 

現地でライブに参加することの良さは大きく言うと「ステージが視界の地続きにあること」と「照明を感じられること」、「音の広がりを感じられること」にあると思っていてそれを久々に感じることが出来て感動しました。

 

特に1つ目はコロナ禍でライブの配信などを見るときに強く感じました。家でライブ鑑賞するときとは大なり小なりの画面を通して見ることになると思いますがそうするとやはり自分とは関係ないところで起きているものをのぞき見ているだけだなと一歩引いた目線で見てしまいます。(周辺視野に自室が映ることが原因の言ったんだと思うので部屋を暗くしてみればいいのかもしれないですが、周辺視野問題は*2のような研究がコモディティ化すれば解決するのかもしれないですしもっといえばVRでもいいのかもしれないですが……)

2つ目は1つ目に付随することの1つだと思っていますが、照明の意図にそこまで明るくないので脇に置きます。

3つ目は部屋にサウンドバーを導入することでライブ配信でもそこそこの音を楽しめるようになりましたが、現地の音には負けますし、発信者側の望む味付けの音を聞けているかはわからないです。 

衣装

 遠目だったので自信がないがおそらく白いワンピースのような衣装を着ていたと思います。白い衣装は照明によっていかようにも色を変化させやすいですし、ワンピースもひだなどによって影もつきやすいという意味で今回のライブの衣装にはもってこいだと思いました。

 

舞台装置


  • 始まる前には透過する薄い幕が降りており、波の音とともにゆらゆらと揺れる映像が投影されていました。ライブが始まる前に舞台を見てどう動いていくのかを想像するのはワクワクする時間の1つなので良かったです。

    少し話飛ばすと、ライブが始まるときって会場を暗くしたりBGMの音量を大きくしたりすることで開始を暗黙的に知らせますけどこの伝達方法っていつから確立されているんですかね?

  • 上に添付したリンクにも載っていますが、 最初に目に映ったときから不思議な質感のある木でした。それだけでなにか幻想的な感じを抱かせました。始めは確か緑でまるでランプシェードのような輪郭を持っていましたが、途中で枯れた木になったり、最後に桜色にそまったりとColorというものを投射する舞台装置としてよく機能していたと思います。


  • 海の駅を歌い終わったあとSleeplandを歌うときに開かれた本が意図的に開かれたまま何曲もつづき途中場面転換がある際もMCなどが挟まれず、「その世界にいるのだなぁ〜」と感じていました。ワタシ*ドリが終わったタイミングでMCが入りその後あと少しだけということで数曲がうたわれ本編が終わるときに本が閉じられたことで「あぁImagination Colorという作品の中にいたのだな」と気持ちに浸れて非常にエモかったです。
  • 階段
    なんと表現していいのかわからないので仮に階段としておきます。通常ライブなどのステージにある階段はある場所と場所をつなぐ場つなぎ的なツールとして使われることが多いと思いますが、本ライブでの階段は起伏がある道とでも表現すればいいのか移動を表現するための場所として使われていた気がします。そこを移動することで曲の軽快さなどを表現していたりして良かったと思いました。
    この階段は途中で分割されたりもするのですがその際には木の根元からスモークが焚かれて光の印象をまた変化させる作用もあってよかったです。

息をつかせる間もなく上田麗奈ワールドが流れ込んでくる怒涛のセトリでした。

全てを通してライブといった感じだったので各曲に関して個別に触れることは特にはしません。

ひみつばこリスナーなので、あまい夢とかアイオライトが流れると嬉しくなってしまったし、いつか、またのCメロみたいな力強い歌い方とかを生で聞けて本当に良かったなと思いました。

リテラチュアを聞けたアンコールも非常に良かったですし、Walk on your sideで〆られるのも良かった。終演後楽しく歩いて帰れました。

  

最後に

 余談ですが、MCで「過去の自分も今の自分も未来の自分も抱きしめて離さない」みたいなことを言っていて「どんな罪もバツさえも抱きしめて離さない……」じゃんってなりました。全然関係ない作品だけど。

 非常にいいライブだったので映像化されるといいなと思いつつ、ゆるりとひみつばこなどを聴いて夏頃に発売のアルバムを楽しみにしていたいな思いました。